中村マサト選手試合結果。メンタル鍛錬方法

中村マサト選手へのご声援ありがとうございました。

写真はGongより

昨日の試合は、多くの方の声援を受け、見事に1ラウンド一本勝ちという最高の結果を収めてくれました。本当に圧巻の試合で、ただ「強い!」の一言に尽きます。試合会場は熱気に包まれ、応援していた私たちにとっても大きな感動と勇気を与えてくれる瞬間でした。

写真はGongより

キッズボクサーシンも堂々としていますww

格闘技において最も大切なものは何か、と問われたとき、多くの方が技術や体力を思い浮かべると思います。しかし、やはり最後にものを言うのは「心」です。心技体という言葉がありますが、その中心にある「心」、すなわちメンタルの強さがなければ、どれほど優れたテクニックを持ち、どれほど鍛え上げた肉体を誇っていても、勝負の場面で力を発揮することは難しいのです。特に大舞台や緊張感のある場面では、メンタルが試合の流れを左右します。

ハイデンくん、ハヤトくんも応援!!

この試合を観戦していた子どもたち――未来のキッズボクサーたちも、そのことを肌で感じ取ったようでした。勝負に挑む姿勢、そしてプレッシャーを力に変える中村選手の姿から大きな刺激を受け、「自分ももっと強くなりたい」という気持ちを新たにしていました。こうした経験は、ただ技術を学ぶだけでは得られない貴重な学びとなります。

一方で、スパーリングの場面では泣いてしまう子どももいます。それは決して恥ずかしいことではなく、当然のことです。保護者の皆さんが心配されるお気持ちもよく理解していますし、場合によっては「辞める」という選択をされるのも仕方のないことだと思います。ただ正直なところ、「あともう少し慣れたらいけるのに」と思う場面もあります。そこを乗り越えるかどうかも含めて、やはりメンタルの問題なのです。だからこそ、メンタルトレーニングは欠かせないものだと考えています。

格闘技におけるメンタルトレーニングは、集中力を高めることや緊張をコントロールすることに直結します。例えば、スパーリング大会の前に取り入れるだけでも、普段の練習成果をしっかり発揮できる確率は大きく高まります。呼吸法やイメージトレーニング、試合前に自分を落ち着かせるルーティンなど、小さな工夫を積み重ねることが、試合の場面で大きな差を生み出します。

ご家庭でも簡単に取り組める方法があります。
たとえば、「深呼吸を数回繰り返して気持ちを整える」「試合で成功している自分の姿をイメージする」「短い言葉を自分に言い聞かせて気持ちを切り替える」といった方法です。どれも難しいものではありませんが、継続することで子どもの心の成長につながり、試合だけでなく日常生活においても自信を持って行動できるようになります。

今回の中村選手の試合は、まさに心の強さが勝利につながることを示してくれました。格闘技は勇気のスポーツであり、メンタルトレーニングを欠かすことはできません。試合後、U-NEXTなどで映像を観ることもできるそうですので、ぜひご覧いただき、選手の表情や立ち居振る舞いからも学んでいただければと思います。

それではみなさん、またキッズボクシングの場でお会いしましょう。

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この記事を書いた人

アマチュアボクシングの選手として東京代表に選出され、プロ・アマチュア問わず20年以上にわたりトレーナーとして指導にあたってまいりました。勝利を追求するあまり、時には厳しい指導もしてきましたが、子どもたちと真剣に向き合う中で、私の指導哲学は大きく変化しました。

現在、私のモットーは「笑って楽しみながら、心身ともに強くする」ことです。

ボクシングを通じて、たとえ学業に苦手意識を持つお子さまでも、著名な大学への進学を可能にし、「ボクシングをやってきて本当に良かった」と心から思ってもらえる瞬間。これこそが私の何よりの生きがいです。

また、私は現役の速読講師でもあり、脳の潜在能力を引き出すトレーニングにも注力しています。ボクシングの動きと速読のメソッドを融合させた独自のカリキュラムは、まさに文武両道を体現するものです。

子どもたちの無限の可能性を引き出すお手伝いができることを願っており、これらの経験は、2006年より培ってきたWEBマーケティングのノウハウを活かした広報活動にも役立っています。

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