【キッズボクシング】試合直前!限界突破の「スタミナ強化トレーニング」に秘められた科学的根拠


本日も熱い練習が行われました!

試合が間近に迫った今日、通常の練習メニューに加え、特例でスタミナ強化トレーニングを敢行。小学3年生から6年生までの4人のキッズボクサーが、文字通り全力で限界を出し切るトレーニングに挑みました。

「小学生に追い込みは必要か?」その答え

「小学生にそこまで追い込んで大丈夫?」と思われるかもしれません。しかし、運動や挑戦が好きな子どもたちにとって、この追い込みは逆効果ではありません。

トレーニングを終えた後の彼らの表情は、一様に清々しい満足感に満ち溢れています。「やりきった!」という達成感が、彼らの自信となり、次の練習へのモチベーションに繋がるのです。彼らのその「やりきる意欲」を見て、私も思わず「来週もやるぞ!」と声をかけてしまいました。

試合に向けて、このスタミナ強化トレーニングで最後の追い込みをかけます。


目次

限界突破に必須な二つの要素

今回のボクシングトレーニングで子どもたちに徹底させたのは、次の二点です。

  1. 全部出し切る(全力を尽くす)
  2. 正しいフォームを維持する

スタミナが切れても、決してフォームを崩さない。疲労困憊の状態でも正しい動きを続けることで、技術と体力が同時に向上します。

そして、この「限界までの追い込み」には、成長期の子どもたちの能力を最大限に引き出す科学的な根拠があります。

科学的な根拠的に言えば・・・

スタミナトレーニング、特に今回のキッズボクサーたちが行ったような高強度インターバルトレーニング(HIIT)や持続的な全力運動は、科学的に以下の効果が期待できます。

1. 成長ホルモンの分泌促進

強度の高い運動を行うと、成長ホルモン(GH)の分泌が促進されます。これは疲労回復を助けるだけでなく、骨や筋肉の発達を促す効果があるため、成長期の子どもたちにとって非常に重要です。全力で体を動かし、心地よい疲労感を得ることは、体の成長を後押しすることにも繋がります。

2. 心肺機能(VO₂max)の向上

スタミナを司る最大の要因の一つが、最大酸素摂取量(VO₂max)です。これは、体内にどれだけ効率よく酸素を取り込み、利用できるかを示す指標です。ボクシングトレーニングのような全身運動を限界まで続けることで、心臓や肺の機能が強化され、VO₂maxが向上します。これは試合の後半、体力が落ちてくる場面でパフォーマンスを維持するために不可欠です。

3. 乳酸への耐性(乳酸性作業閾値の向上)

激しい運動を続けると、体内に疲労物質である乳酸が溜まります。子どもたちはこの乳酸を早く除去する能力が比較的高いですが、今回の追い込みで「もう動けない」という状況を経験することで、体は乳酸が溜まっても動き続けられるよう適応します。これにより、試合中の最終ラウンドまで集中力と運動量を維持できるようになります。

4. メンタルの強化(自己効力感の獲得)

最も重要なのが、メンタル面の強化です。自分の限界を超えてトレーニングをやり遂げることで、「やればできる」という自己効力感が高まります。これは、試合中の苦しい場面で「諦めない心」として発揮されます。科学的なデータ以上に、この精神的な成長こそが、キッズボクシングで最も大切にしたい成果です。

キッズボクサーの挑戦がもたらす未来

今日、汗だくになりながらも最後までやり抜いた4人のキッズボクサーたち。彼らが掴んだ「やりきった感」は、単なる体力アップに留まらず、科学的にも裏付けられた心身の大きな成長を意味します。

来たる試合で、彼らがこのトレーニングで得た自信とスタミナを武器に、最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待しています!

ボクシングトレーニングは、子どもたちの心技体を一気に高める、最高の成長の場なのです。

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この記事を書いた人

アマチュアボクシングの選手として東京代表に選出され、プロ・アマチュア問わず20年以上にわたりトレーナーとして指導にあたってまいりました。勝利を追求するあまり、時には厳しい指導もしてきましたが、子どもたちと真剣に向き合う中で、私の指導哲学は大きく変化しました。

現在、私のモットーは「笑って楽しみながら、心身ともに強くする」ことです。

ボクシングを通じて、たとえ学業に苦手意識を持つお子さまでも、著名な大学への進学を可能にし、「ボクシングをやってきて本当に良かった」と心から思ってもらえる瞬間。これこそが私の何よりの生きがいです。

また、私は現役の速読講師でもあり、脳の潜在能力を引き出すトレーニングにも注力しています。ボクシングの動きと速読のメソッドを融合させた独自のカリキュラムは、まさに文武両道を体現するものです。

子どもたちの無限の可能性を引き出すお手伝いができることを願っており、これらの経験は、2006年より培ってきたWEBマーケティングのノウハウを活かした広報活動にも役立っています。

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